この世界には古の時代に、美しい風の女神が人知れず暮らしていた。

しかし、風を嫌う者達が増え、信仰も途絶え、やがて彼女の存在が

消え、あらゆる風が吹かなくなりました。

幾万年かして、ある一人の少女が風の恵みを願い、祈りました。

すると、再び風の女神が現れ、少女の為だけに優しい風を齎しました。

いつか、病の少女が深い眠りにつくその日まで・・・。